新生児科へようこそ

臨床心理士

 NICU・GCUにご入院されたお子さんとご家族のために、2名の臨床心理士が新生児科専任で従事しています。
ひとは、突然の出来事に心身が揺れ動きやすく、複雑で矛盾した気持ちが湧き出ることも少なくありません。たとえ知識があったとしても、赤ちゃんの成長への期待や不安が尽きないのは自然なことです。
わたしたち臨床心理士は、お子さんが一日一日を積み重ねていく姿や、お母さんとご家族の気持ちを大切にしたいと考えています。

<NICU・GCUでのかかわり>
 臨床心理士は、ご家族の面会時間にあわせてNICU・GCUを定期的にラウンドしております。まずはわたしたちがその空間で過ごすことで、赤ちゃんとご家族が一緒に過ごしていらっしゃる時間を共有させていただきます。そしてご家族と一緒にお子さんを感じながら、その時々に思い浮かぶさまざまな気持ちを見守らせていただけたらと思います。
また、普段はお子さんのベッドサイドでお話しさせていただくことが多いですが、NICU・GCUは開放的な病棟であるため、プライバシーをお守りして身近な相手にはなかなかお話しできないようなことも、別のお部屋でじっくり一緒に考えさせていただくこともできます。ご希望があれば優先的にお話しすることも可能ですので、お気軽にスタッフにお申し出ください。

<退院後のフォローアップ>
 お子さんが退院された後は、定期的にフォローアップ外来、小児科外来の診察室や発達観察室で診察があります。その際、臨床心理士は、発達検査を担当しています。ほかにも、お子さんやご家族が抱える一人一人の悩みに合わせて、心理面接やプレイセラピーなども実施しております。お子さんの成長をともに見守り喜びをわかち合いながら、ご家族とお子さんのこれからのためにできることを一緒に考えていきます。
赤ちゃんがNICU・GCUに入院されている時から関わらせていただく心理士が、退院後も継続的な関係をもたせていただくことで、その時々に必要なフォローが受けられる体制を整えています。

臨床心理士も、お子さんが生まれてから長い期間を一緒に見守るチームの一員であることを目指しています。

 

 

 

Copyright(c) 2016 Neonatal Intensive Care Unit in Mie Chuo Medical Center All Rights Reserved.