新生児科では、NICUを無事に退院された後のお子さんの成長や発達についても長期的に注意深くフォローしています。主に知的な面や社会性、情緒面等の発達については発達外来が担当しています。特に、早く生まれたお子さんの発達の経過は予定日どおりに生まれたお子さんとはやや違うことがありますので、保護者の方に適切な情報を提供しつつ子育てを応援できるように努めています。
なかなかうまくいかないことが多くて就学後に困りごとを抱えているお子さんをみるにつけ、早期からの支援の重要性を痛感しています。お子さんに今、何が必要か、どのようにかかわればいいのかについて保護者の方にお伝えし、幼稚園や保育園、学校や療育施設等とも連絡を取り合いながら一緒に育ちを見守っています。リハビリ科とも連携し、幼児期~小学生に対するリハビリも小規模ですが行っています。
一旦当院での経過観察を終了した後でも、その後に学校等で困ることがでてきてご心配な場合には、再度受診していただくこともできます。
当院NICU出身以外のお子さんで発達についてご心配のある場合も、小学生以下のお子さんであれば、近隣小児科または当院小児科・新生児科からの紹介があれば診察させていただいています(中学生には対応していません)。注意欠如多動症や自閉スペクトラム症などの発達障害についてもできるだけ対応しています。